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2009年04月24日

村田エフェンディ滞土録 梨木 香歩

梨木香歩さんってやっぱり『西の魔女が死んだ』で有名な作家だから、知ってる人も多いと思います。

「家守綺譚」に出てくる村田さんのお話。
つまり繋がっているんです。

時代と国に翻弄される村田とその友人たちの話

異国の地でそれぞれ異国から来た人たちが出会い
考古学や神、それにまつわる不思議な現象について語り合ったり
そんな日常が続いていたが
戦争が始まり否応なく巻き込まれていく村田たち

おしゃべりな鸚鵡が話さなくなって最後に村田のところに来て
「友よ」
と叫んだシーンが本当に印象的だった

なんだろ
人にはどうしようもないことってあるのかな
この村田たちはこういう結末は望んでいなかったのに
時代やそれぞれの国によってこういう運命になってしまったんだと思う
それは不可抗力だったんだろな
自由に生きるということについて考えさせられた本だった

『私は人間だ。およそ人間に関わることで、私に無縁なことは一つもない』


村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)



タグ:梨木 香歩
posted by クロルデン at 23:33 | TrackBack(0) | 梨木香歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

家守綺譚 梨木 香歩

文庫版の装丁もなかなか素敵ですね。

100年ほど前の明治時代、京都郊外に住んでいるらしい
駆け出しの文士・綿貫征四郎が著すというスタイルで、
身の回りで起こる日常の様々を描写しています。
その文章が端正でありながら情感があり、
実に美しい日本語が堪能できます。

四季の移り変わりが折々の植物や
丁寧な風景描写で綴られており、
日本という国の美しさ、豊かさを
しみじみと実感できます。

ひとつひとつの章が短いので、
ふとした時間の隙間に少しずつ読むことができ、
するっと現実逃避することも可能。

植物が意思を持っていたり、
亡くなった友人がひょっこり現れたり、
河童や小鬼が存在している・・・などということも、
明治時代くらいまでならまだありえたかもね、
という雰囲気が感じられます。

「それは、ついこのあいだ、ほんの百年すこし前の物語。」
早世した学友の実家の「家守」をすることになった、精神労働者たる綿貫征四郎。四季折々の植物、生き物、小鬼、竜、河童などとの交流と、たびたび現われる学友。不思議な世界観なのに、すっかり引き込まれました。

言葉という人の世を選んだ「私」と、学友との決定的な差異を感じる場面も印象的ですが、

―私は与えられる理想より、刻苦して自力で掴む理想を求めているのだ。こういう生活は
―私の精神を養わない。

ここ、ぐっときました。
しかも、その態度が力任せにはねつけたことに気が付き、引き返して詫びる姿勢。
梨木さんの生き方、考え方を感じました。

これを読んで気に入ったら、
梨木さんの『村田エフェンディ滞土録』
を読むことをお勧めします。


家守綺譚 (新潮文庫)


タグ:梨木 香歩
posted by クロルデン at 23:25 | TrackBack(0) | 梨木香歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

西の魔女が死んだ 梨木 香歩

西の魔女が死んだ
中学のクラスメイトと馴染めなくなり登校拒否になった少女まいが、山でひとり暮らす祖母の元で暮らすうちに、自分の生き方を見つけようとしていく物語。
ジャンルとしてはヤングアダルト向けなのでしょうか?
とても読みやすく数時間でサクッと読めます。

おばあちゃんがターシャを彷彿とさせます。
平凡な繰り返しの日常のなかに、毎日少しづつの変化を見つけ surprise を楽しむおばあちゃんはとても素敵で、少々トボけたところもあってとてもかわいらしい!
主人公のまいのこの年頃の潔癖さみたいなのも、なつかしい。
そして、この年頃にはやっぱり魔女や超能力にあこがれたなあ。
いつか、子どもがこのくらいの年になったら、ソッと本棚に忍ばせてみたい。

<魔女の心得>
精神を鍛える=早寝早起き。食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする。
いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力。自分で決めたことをやり遂げる力。
上等の魔女は外からの刺激には決して動揺しない。



タグ:梨木 香歩
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2008年06月12日

春になったら苺を摘みに 梨木 香歩

タイトルの可愛らしさと、著者が好きだったので手に取りました。留学中のお話や海外を旅行した折など、広い視点からの著者の考え方が窺えるエッセイです。
個人的にですが、私はとても著者の考え方に惹かれました!考え方や感じ方は人それぞれだと思いますが、たくさんの人にぜひ手に取っていただきたい本です。
優しい気持ちになれました.


タグ:梨木 香歩
posted by クロルデン at 10:43 | TrackBack(0) | 梨木香歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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