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2009年03月06日

弥勒の月 あさの あつこ

「バッテリー」のあさのあつこが、時代小説?
意外に思って手にとってみましたが、これが面白い。
人物造形が魅力的で、謎解きもわくわくさせられました。
小間物屋・遠野屋の素ッ町人らしからぬ所作がカッコイイです。
おりんはなぜ死ななければならなかったのか?
という謎解きに始まって、最後には
生きるとは、生き直すとは?と問いかけてきます。
宮部みゆきとはまた違った時代小説。

弥勒の月 (文芸)

posted by クロルデン at 11:08 | TrackBack(1) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

バッテリー 6 あさの あつこ

いや〜、最後の一文字までスリルを感じましたよ。笑
完結巻にしては、瑞垣ファンの私にとってはどことなく物足りなかったですが、ラストイニングで満たされましたので、良しとします。笑
きっと、あさのあつこ先生も多くの瑞垣ファンの気持ちを考えて、ラスイニをお書きになられたのですね。(ぇ
と、このままじゃラスイニの感想になっちゃう。

6巻では、色々と新しいものを発見できました。
吉貞の有り得ない程の鋭さや、海音寺先輩と磯辺先輩がお互いの名前を呼び合う親密さや、瑞垣兄妹の可愛い関係や、木登りをしたいと急に発言する巧の可愛さや、改めて思った豪ちゃんの冷静さ、東谷や沢口の成長等等と、このままリストアップしたらきっと切が無いでしょう。

あと、ラストシーンの数行には圧倒的にやられましたね。
「えっ。こんな鼓動の高鳴る、高ぶる感情のままで終わっていいの??」と思い、本を一回閉じる前に、何度か繰り返して読みました。

そのラストシーンは確かに印象的で気に入ってるんですけど、私が一番グッときたのは、瑞垣の台詞でしたね。
もし私が瑞垣のファンでなくても、きっとこの台詞で彼イチコロですね。笑
それは、瑞垣が門脇に言う台詞です。
「ごめんな、秀吾。やけど、おれどうしようもないぐらいお前の事が嫌いなんや。」と告白(?!!)するとこです。

「えーーーっ?!!いいの??!お瑞、カドにそんなこと言っていいの?!」みたいな。
でも腐っても二人は十五年間一緒に過ごしてきた幼馴染。そんな意味深は発言を言い放されても、門脇の瑞垣への信頼や尊敬は変わらない。

バッテリー〈6〉 (角川文庫)


posted by クロルデン at 12:10 | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッテリー (5) あさの あつこ

「何が欲しくて、ミットを構えてんだよ」──天才スラッガー門脇を有する横手との試合を控え、練習に励む新田東中。だが、巧と豪のバッテリーは、いまだにすれ違ったままで…? 「バッテリー」シリーズ第5巻


本人達の目線から描かれる部分よりも他者の目から描かれている部分が多く感じる。そのためなのか、今までとは違った物語のように少し感じた。

すれ違ったままなのか?いや、そうじゃないだろう。
二人の間に変化が見られるこの5巻。
二人の中に変化が見られるこの5巻。
1巻から5巻までで一番おもしろいと思う。

仲間のことを恥ずかしいと言える戦友がいる。
なんて尊いことなんだろう。

次が最終巻。
早く完結を見たい気がするが、ずっと続いて欲しいとも思う。
バッテリー〈5〉 (角川文庫)

posted by クロルデン at 12:01 | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

バッテリー (4) あさの あつこ

相変わらず良いですねぇ。読んでいるうちに胸がジーンとしてきますよ。

キャッチャーとしての自分に限界を感じた豪君。しかしそんな彼の様子を微塵も心配せず、飄々としている巧君。
彼ら二人の気持ちのすれ違いというか、仲良くしたいんだけどお互い素直になれない何とも言えない友情関係が素晴らしいです。
思春期に片足突っ込んだ少年の心情を見事に描ききっていると言えます。うまいなぁと素直に感心しました。

帯に書いてあったのですが、映画化するらしいです。どうなることやら。

女っケはないけど、男同士の固くとも脆い友情話を堪能させていただきました。
バッテリー〈4〉 (角川文庫)

posted by クロルデン at 15:53 | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッテリー 3 あさの あつこ

3巻です。

中学の野球部が2巻で活動停止になって、その続き。

今までで、一番野球の試合をやってるっぽいです。

そして、バッテリーを組んでるのに、1球巧が豪を信用していない球を投げて…。

今まで怒ったことのない豪が怒ってしまいました。裏切られた感が巻末ではひしひしと味わえました。

いやぁ、不器用って良いですよね。ひたむきって懐かしい、と思わせてくれます。

バッテリー 3 (角川文庫)

posted by クロルデン at 15:47 | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

バッテリー〈2〉あさの あつこ

中学に進学した巧と豪。しかし遠目に見た野球部の練習風景にはどことなく違和感が。専制的な監督戸村の下、この部では徹底的な管理指導が行われていたのだ。入部した二人を待っていたのは、戸村による画一的な練習体制と、先輩たちの冷たい視線だった。我関せずと、自らの主義を貫き通す巧は、次第に周囲との軋轢を増していく。


教育画劇より1998年に刊行されていた単行本を2004年に角川書店が文庫化したもの。本書で日本児童文学者協会賞を受賞している。シリーズ二作目。

中学編に突入。先輩たちから陰湿なイジメを受けたり、並の才能しか持たない同世代人から妬まれたり、管理主義の監督と衝突したりと、展開としてはありがちなのだが、孤高なまでに自らの信念を曲げない巧の存在感があまりに際だっていて、今回も読み応えのある内容になっている。スゴイよこの12歳。こいつそのうちモテモテになりそうだな。

このシリーズのいいところは、オトナな連中にもそれぞれの事情があることを、きちんと頁を割いて書き込んでいることだろう。戸村の高校時代の挫折。手のかかる次男にばかり目が向いてしまう母親。自らの監督時代を悔いている祖父。それぞれの抱えるシンドイ事情がこの作品の世界に深みをもたらしている。この先、巧がどう成長していくのか本当に楽しみになってきた。
バッテリー〈2〉 (角川文庫)

posted by クロルデン at 14:32 | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッテリー あさの あつこ

小学生から中学生に至る多感な時期の子供の心理はどんなものだろうか。
子供たち本人に聞いてもわからない。うまく表現出来ないよね、自分のことでも。
それは大人になっても同じだろう。

あさのあつこと言う作者を、不覚にも知らなかったし、この本が評判であると言うことも知らなかった。
偶然、盟友とも思っている仲間からこの本を手渡され、読む機会を得た。彼女に感謝したい。
ごくごく素直に面白かった。
舞台設定、人物設定、等々、若干ステレオタイプなところがなくもないが、素直に受け入れることができた。
このところ、いささか殺伐としたものを読み過ぎたせいか、何だか嬉しくもなった。

大人の思う子供の心理だから、間違いも思い込みもあるだろう。
だからか、大人同士のいさかい、心の揺れ、特に女性のそれの部分の方が安心出来るところもある。
それでもやはり、あぁ、そうだ、そうそう、と思えるのは、当たり前だけど、大人もかつては子供だっただからだろう。
大人こそ、自分を見つめ、思い返すにいい本かも知れない。
そう、これで今の子供をわかった気になってはいけないな。
でも、自分も一人のかつて子供だった思いから、とてもうなづける一シーン一シーンを味わうと
時代を超えても、対大人、子供同士、の人間関係の変わらない部分はある、と思う。

向こうっ気とプライドと、自分への自信。そして、はっきりとはわからないが芽生える不安。
多感な少年から青年期を迎える一人の人として主人公と彼を取り巻く人達のこれからにとてもとても興味が涌いた。
大変面白い。素直にいい作品だな、と思っていいのだと思うな。

バッテリー (角川文庫)

posted by クロルデン at 14:26 | TrackBack(1) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

透明な旅路と あさの あつこ

透明な旅路と
雨の月夜、街婦の白い頸を締めて車で逃亡中の吉行明敬は、街路灯一本ない道で、一組の少年、幼女に遭遇します。
行きずりの3人が目指す場所は、幼女の自宅。
そこには、何があるのでしょうか。

ミステリーと書かれていますが、怖くはありません。
生きている人と、死んでいる人の思いを、書いているのかなと思います。

私の一押しキャラはやっぱり「白兎」くん。
あさのさんらしい少年で、あさのファンとしてはやや狙われた感がありますが、やはり好きです。
和子ちゃんと兄妹している描写や、吉行さんも加わって親子のような描写が、なんとも温かくなりました。

読了後にもう一度読み返すと、最初は何とも思わなかったセリフが深い意味を持っていたりして、ドキリとさせられます。




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