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2009年04月02日

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ リリー・フランキー

ついに読みました。

テレビドラマも映画も見ていたので
前半は内容まったく同じだな、ぐらいでしたが、
オカンが病気で苦しんでいくところからは
涙が止まらず、最後は嗚咽までして読み終えました。

母親って自分の身をけずってでも、子どものために
尽くしてくれるもの。私の母もそうです。
でもついつい母にツンケンしてしまう私。
いけないなあ、と思いました。

どんなに親孝行をした人でも、親が死んだら
もっと孝行してあげればよかったと後悔するそうです。

一緒に生きているうちにできるだけ
母に優しくしなくちゃ、と思います。

寝る前に読んでいたら次の日は
目の腫れぼったさが尋常ではありませんでした。

休みの日に一人になってゆっくり読むことをおすすめします。



posted by クロルデン at 14:17 | TrackBack(1) | ら行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

造花の蜜 連城 三紀彦

二月末日に発生した誘拐事件。
誘拐された園児の担任は、迎えにきた母親と同乗の男に、引き渡したと証言する。母親は激しく詰り、否定するが、担任は「確かに、お母さんだった」と証言を覆さない。やがて、謎の誘拐犯から連絡の電話が入る。警察の介入を物ともしない大胆な奇抜な犯行。数々の手掛かりから、身近な人間が犯人と判断されるが……

御大健在なり。
ここへきて、これだけ素晴らしいミステリを読めるとは意外でした。
怪しすぎる登場人物達、不可解な犯人の要求、幻惑的な事件の様相――その全てが美しく、不安定で、傑作『暗色コメディー』辺りに見られた酩酊感と、妖しい戦慄が漂っています。
特に、瞠目すべきは、その構成でしょう。
どんでん返しに継ぐ、どんでん返しで、一体、何が起きているのか、何が真相なのか、終盤まで(いい意味での)不信感に苛まれることになります。そして、暴かれた真相は、ここまで事件がひっくり返るのかという大どんでん返し。これだけの計画犯罪なら、現代警察が瞞されるのも納得です。
ただ、最終章は不要でした。後日譚的短編で、蛇足以外の何物でもありません。この辺りが、どんでん返しものの難しさでしょう。要するに、やりすぎです。この辺り、好みの問題かもしれませんが。

ともかく、ミステリファン必読。おすすめでしょう。


造花の蜜


ラベル:連城 三紀彦
posted by クロルデン at 16:37 | TrackBack(0) | ら行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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