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2010年03月31日

英雄の書 上 宮部 みゆき

宮部みゆきのファンタジーは、
今まで大人も子供も読めるモノが多かったけど、
上下巻を通して読んだ感じでは、
今回の作品においては、著者の目線は子供のような気がするな。

ファンタジーと言うベールで包んでいるけれど、
内容は兄がクラスメートをナイフで切りつけ、逃亡。
あとに残った妹や両親・・・と、結構ハードな内容。

上巻は、犯罪の加害者、言わば一つの事件(罪)を内側から捉え、
下巻は、外側(社会)から見た事件(罪)の重さを描き、
それらが複雑にストーリーの鍵となるサークルともリンクしていくのは、
なかなか良かったです。


光あるところに影がある・・・。
でも英雄というもっとも尊い物語の表と裏、、光と影、

物事の本質が掴み難い現代だからこそ、
外からも中からも捉える目が必要なんだと教えてくれる一冊。

ただ難点を言えば、必要以上に上巻で話を膨らませ過ぎた感があり、
下巻の後半部がやや強引にまとめすぎた気がする。





英雄の書 上


posted by クロルデン at 16:29 | TrackBack(0) | 宮部みゆき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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