<会長室篇・上巻>
御巣鷹山墜落事故後、利根川首相は国民航空を再生させるため、その新会長に、関西紡績会長の国見を任命する。
国見は、4つに分裂している国民航空の労働組合の統合を図り、機長、CA(キャビンアテンダント)、整備士、地上事務職などの各部署から代表者を集め、国民航空の縮図となる「会長室」を結成した。
恩地は国見から呼ばれて会長室の一員となり、再び国民航空内の不正と闘う決意をする。
会長室の調査によって、国民航空内の腐敗が次々に明らかになっていく。
腐敗した会社を正義感の強い人間が立て直そうとしたとき、足を引っ張るのが内部の人間や政治家なんて質が悪すぎると思います。どんなにがんばっても、理想とかけ離れた現実の毎日だと無力感を感じます。これが現実社会だと突きつけられてしまったような気がしました。

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)
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