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2009年09月14日

鬼の跫音 道尾 秀介

少しホラー・少しミステリの短編集。
全編、どことなく後味の悪い余韻が残ります。
共通している点としては全く別人だけれども、各篇に登場する人物の一人を“S”とイニシャル表記している所。
そして不吉さの象徴として鴉の描写が含まれています。
何か連作短篇のような意味があるのかと思っていましたが、私の読む限りではそういった点は見つけられませんでした。
印象に残ったのは「冬の鬼」という作品。
ある女性の日記という形式をとっているのですが、一月八日から始まり、七日・六日・・・と戻っていきます。
時間が戻っていくと同時に、この幸福に満ちた女性の日常の正体が…。
ぞっとするような愛の形をつきつけられます。
最後まで読んでから、冒頭の八日の日記を見返すとその意味が気になって仕方ありません。
一体、鬼の跫音とは何なのでしょうか・・・?


鬼の跫音



ラベル:道尾 秀介
posted by クロルデン at 16:31 | TrackBack(0) | ま行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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