人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ

2007年04月02日

魍魎の匣 京極 夏彦

魍魎の匣
レンガの様にぶ厚い京極堂シリーズの第二段

読み始めは本当にこれ終わんのかよ…って感じだけど中盤まで行ったら一気に、つか一瞬で、かつ激しく、かつ興奮MAX脳汁出まくり状態で読破した。まさに魔書

お話としてはまず友達のいない孤独な美少女、柚木加奈子と楠本頼子のプチ家出先での悲劇から始まる


そして、その頃、巷で流行ってんのが連続少女バラバラ殺人事件と謎の新興宗教。

至る所で不気味に現われる箱、匣、筥

数々の凶悪で不可思議な事件が複雑に絡まり、解れ、また絡まり、最後には京極堂(主人公)が悪夢のような物語を完成させてくれる


この京極堂シリーズの核は主人公の中禅寺秋彦が様々な人に身についている常識やコンプレックスという名の『憑き物』を落としていくってもんなんだけど毎シリーズごと読み進めているうちに自分の『憑き物』も登場人物と供に次々取っ払われてく


今まで考えたことのない価値観をつきつけられ、ぼんやりと生きていたら何十年たっても到達できなかったであろう思考を数時間で辿りつかせてくれた

自分の容量がでかくなるのを実感できる「自分探し」とかいうのをやりたい人は外国とか行くのもいいけどその前に、これ読むのをお勧めする。すげー安上がりだから


とりわけ魍魎では犯罪者に対するイメージが大分変わった気がする

物語としての質もめちゃめちゃ高く、読書の醍醐味の全てを兼ね備えている傑作だと思う

第49回日本推理作家協会賞受賞でメフィスト賞創設のきっかけになったと言われている超絶ミステリー





ラベル:京極 夏彦
posted by クロルデン at 23:19 | TrackBack(0) | 京極夏彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。