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2009年03月17日

天使の耳 東野 圭吾

交通警察を舞台とした短編集です。
交通警察というだけあって、事件は基本的に交通事故。
自分の身近に存在する出来事だけに、余計にハマるかも。

交通事故そのものよりも・・
事故を起こした人間
とんでもない方法で解決しようとする人間
事故のせいで精神的にやられてしまった人間
それぞれの取った行動の恐ろしさにぞっとします。

ちょっとした煽り運転が、思わぬ方向へと転がりだす『危険な若葉』
路上駐車していた車に当て逃げされたことからはじまる『通りゃんせ』
走行中の車から投げ捨てられた空き缶から始まる『捨てないで』
この3作のような、事故といっても誰も注目しないような些細なものからはじまる作品が個人的にはお気に入り。

ちょっとした出来事をここまで広げて物語として組みたてる技術に脱帽。

この作品で、もう1つ特徴を挙げるとすれば・・
かなりブラックな物語が多い。ということかな。。
とにかく、終わり方の後味が悪い。
謎は解明され、どんでん返しも決まるのだが、そこでの終わり方は実に嫌な余韻を残す。

短編と侮る事勿れ。




ラベル:東野 圭吾
posted by クロルデン at 23:35 | TrackBack(1) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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東野圭吾『天使の耳』
Excerpt: 天使の耳講談社このアイテムの詳細を見る 今回は、東野圭吾『天使の耳』を紹介します。本書は、身近な交通事故を題材とした短編集です。意外とドキッとするなあという印象はあります。どうにでも転がっていくから..
Weblog: itchy1976の日記
Tracked: 2009-07-17 22:20
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